ノンフィクション・エッセイ


  




定価(本体1600円+税)
四六判上製/264頁
■ISBN978-4-8397-0133-8 C0095

■2008.2

インドで出会った少年との愛の記録
出会い、それは偶然に
おとずれるものなのか……
この衝撃的な出会いは
わたしの運命をも変えた。
その子の名前は
スワミ・ヴィノ・ギリ
十六歳のサドゥだった。

この子と同じような身の上の子供たちのために
わたしは生きていきたい・・・

……五歳の時、親に売られてデリーまで来て、そこから逃げた。
とにかく山に向かって逃げた。そう話してくれたね。
どんなにか怖かっただろうに……どんなにかひもじかっただろうに……
わたしと出会わなかったら、きみはどうなっていたんだろうか……


杉山 明(AKIRA)著

たびさしえ・しゃしん

*著者が旅先で描いた
人物・風景のデッサンを35点収録!!

定価(本体1800円+税)
■四六判並製/288頁 
■ISBN 978-4-8397-0131-4 C0095
■2007.9

Freak out! 君を旅立たせるため
この本を書いた
愛しいアジアに落ちていきながら、
この漢(おとこ)は、ずばぬけて生きている。
サイキックに輝いていく。
生の実感が薄いという人たちに、
ぜひ読んでほしい。
この世界や地上が、
生きるに値すると気づいてほしい。
娼婦も、乞食も、聖者も、宿の主人も、旅の仲間も、
旅で出会うすべての人間がオレの鏡だった。
あの笑えるくらいにばかばかしい彼らの演技が、
オレになにかを教えてくれるためのものだった。
「そうか、オレはオレの人生の主役だった」と気づかせてくれたんだ。
そんなあたりまえなことさえ忘れるほど、オレたちは飼いならされてきた。
きみはきみの人生の主役だったんだよ。
だからきみの人生は君が選んでいい。
■杉山 明(AKIRA)
作家、美術家。1982年渡米、アンディー・ウォ−ホールより奨学金を受け、ニューヨーク、アテネ、フィレンツェ、マドリッドなどで美術作品を制作し、世界40カ国以上を放浪する。93年帰国。

神の肉テオナナカトル
 杉山明(AKIRA)著
たびためしよみ
定価(本体1600円+税)
■四六判上製/285頁 ■ISBN 4-8397-0119-9 C0093 ■2004.11

*装丁(表裏)に、作家本人が制作した毛糸絵画『ネアリカ』を採用

ボブ・ディラン、ローリングストーンズ、ティモシー・リアリー、そしてビートルズ……。60年代、多くの巡礼者たちを呼び寄せた魔法のキノコ、テオナナカトル。明は死んだ父と再開するために、その‘神の肉’を求めて聖地へと旅立った。幻覚サボテン・ぺヨーテの試練、2012年に人類の滅亡を予言したマヤの謎…50本もの神の肉を喰らい、ついに天国へのドアは開かれた…。峻烈なメキシコの風土と深遠な精神世界が、究極の癒しへと導くロードノベル。

著者公式ホームページ AKIRA-MANIA



ホームレスさんこんにちは
松島トモ子著
じょりゅう

定価(本体1300円+税)
■B6判上製/224頁 ■ISBN4-8397-0115-6 C0095  ■2004.2

女優・松島トモ子がホームレスと語った
日比谷公園そしてマンハッタン。
20人のホームレスが語るさまざまな人生の軌跡。
どうしてトモ子さんが……。
どうしてホームレスが……。
人と人が優しく生きる記録。
これは珍しく そして感動的だ。(永六輔氏評)
本文より ホームレスさんたちの言葉
◆日比谷公園に花が咲き出しましてね、つい、居着いちゃいました。
◆煙草を拾うのはそんなに恥ずかしくないんですよ。でも拾ってまで煙草を止められないのは恥ずかしい。
◆あのねえ、生きているってことが体に悪いのよ。
◆私はたんにアパートメントレス(宿なし)であってホームレスじゃない。ホームは心の中にちゃんとあるから。
◆喋らないと言葉まで俺から逃げて行きやがる。
◆生き延びるのに一日全部の時間を使っちゃって、犯罪なんかやれっこねえよ。


小説・絵本



絵と文 阿部多絵子

しぜん・どうぶつこども



定価(本体1000円+税)
■B5判上製/32頁 
■ISBN978-4-8397-0132-1 C8793
■2007.11

フト見上げる空の彼方に雲が作る兎のデザインも、
彼女の思い出がかくされていて

ほのぼのしたものが伝わってくる。
阿部さんに会うと必ず兎の話が出た。モネは彼女の生活の一部であり、
話し相手でもあった。
その心情を少女に語らせているが絵もまた語っていて、
それはまさに心象絵画と云っていい。
正面を向いた兎の顔の絵がある。
旅をして帰って来た時に見せる悲しげな表情や、
命の最期の時に手で胸をたたいた動作などの
心の想いを表現しているに違いない。
タエちゃんは、モネに別れを告げました。
窓の外の大きな雲が、モネの姿に見えました。
月日がたち、タエちゃんはモネの鈴を、
いつも持っています。
いつも、いつまでも、
ずっと、ずーっと、いっしょだよ。
■阿部 多絵子(あべ・たえこ)
1949年 群馬県前橋市に生まれる。1986年 純具象美術協会新人賞。1987年 二紀会入選。1994年 国際平和作家賞・美展秀作賞。1995年 絵画教室開設。1999年 オーストラリア・ビエンナーレ出品。個展、グループ展など多数開催。現在千葉県市川市在住。



好評発売中

うらら
大谷ます子 著
挿画/斎藤 昌子

しぜん・どうぶつこどもじょりゅうさしえ・しゃしん
ちゅうがくせいいじょうためしよみ

定価(本体1400円+税)
■四六判上製/208頁
■ISBN 4-8397-0126-1 C0093
■カヴァー紋様/江戸千代紙「唐松松竹梅」(版権所有 いせ辰)

ここに日本人の心のふるさとがある
山里の四季を風が渡る。土筆を摘み、蛍を追い、山姥に怯え、雪に遊ぶ童。これは、この国の片隅で無名の人々が紡いだつつましくも心温かな暮らしの記録であり、今日の日本が喪失したものは何かを問いかけてもいる。大正から昭和にかけて幼少期を伊予(愛媛県)の山懐で過ごした、著者の自伝的小説。



ひまわり落札 
勅使河原 純 著
げいじゅつためしよみ
定価(本体1500円+税)
■四六判上製/272頁 ■ISBN 4-8397-0125-3

史実にもとづく緊迫のアート系サスペンス
世界が注視するロンドン・オークションにおいて、ゴッホの「ひまわり」がレコード・プライス(史上最高額)で落札された。競落したのはバブルまっただ中の日本企業だった。破格値による名画獲得に、国内外からの手厳しいバッシングが襲いかかる。爆発する日本経済は、世界の美術市場にどんな波紋を投げかけたか……。
■著者・勅使河原純
1948年生まれ。東北大学美学美術史学科卒業。美術系ライター、キュレイター。現在、世田谷美術館事業部長。近著に、『絵描きの石原慎太郎』(フィルムアート社)。その他著書に『美術館からの逃走』(現代企画室)、『暴力と芸術』(フィルムアート社)、『アンリ・ルソーにみるアートフルな暮らし』(ミネルヴァ書房)など。

ゴッホの「ひまわり」
この1枚の絵画が世界を驚かし、バブル日本を象徴した。
誰もが知っている絵画の秘められた経済と人間模様を描き尽くした注目の書だ。

(堺屋太一氏推薦文より)




くろねこたちのトルコ行進曲
三枝和子 著/朴賢淑
序文:大庭みな子/跋文:岩橋邦枝
こどもじょりゅうさしえ・しゃしんしょうがくせいいじょう
定価(本体1000円+税)
■四六変型判上製/32頁  ■モノクロ挿絵18枚/本文濃茶色
■ISBN 4-8397-0121-0 C0093 ■2005.4

三枝和子氏の遺作童話
サブちゃんは、ピアノおばさんのところへおけいこに通っていますが、のらねこと遊んでばかり。ピアノはあまり好きではありません。ある日、のらねこのクロが車にはねられて…。

■著者略歴
1929-2003 神戸市生まれ
15歳頃から小説を書き始める。夫が住職をしている山寺で大黒さんとして務めながら、日本古典文学やギリシア神話を題材とした作品を多く残している。69年、『処刑が行なわれている』で田村俊子賞を。83年、『鬼どもの夜は深い』で泉鏡花賞を。2000年、『薬子の京』で紫式部文学賞を受賞。
三枝さんが亡くなる前に一篇の童話を親しい編集者のもとに託されたと聞き、その原稿を見せていただいてひどく感動し、感心した。作家はみんな最後には童話のようなものを書きたいと思っているのではないか…。(大庭みな子氏 推薦帯文)

この慈みを湛えた美しい童話は、三枝さんが彼女らしいさりげなさで、そっと私たちへ贈ってくれた形見のように思われる。(岩橋邦枝氏 推薦帯文)

 


詩集



好評発売中


宮内 喜美子 詩
沖 鳳亨/若林裕子 写真
インドしせいかんたびじょりゅう
さしえ・しゃしんためしよみ

定価(本体1800円+税)
■四六変型判上製/132頁
■カラー写真13点(見開き7点) モノクロ写真5点
■ISBN 4-8397-0127-x C0092

生と死のあわいを流れる悠久の大河ガンジス
詩人はそのほとりに寄り添って、何を想ったのだろうか。聖地ベナレスに群がる人々の願いの中に、詩人の心の底流に兆すものの中に、遥かなるものが見えてくる。濁流に沐浴しながら死を待つ人々の、迫力ある写真映像をあしらったポエム&フォト。

 わが子を喪った悲しみがおだやかな自然のなかに滲み通り、静かな旋律に包まれてこだまを返している。ガンジス河にむかって、お母さん、と呼びかける詩人に、マー・ガンガーは、死ぬのはこわくはないよ、とこたえているようだ。その稀なダイアローグのくり返しが、何よりも快い。一度それにふれたら、どんな人も忘れることなどできないだろう。

山折哲雄氏推薦文より

■宮内喜美子
詩人、造形作家。東京都生まれ。詩集に『大泉門の歌』(小社刊・絶版)、『わたしはどこにも行きはしない』(思潮社)。エッセイ集『わたしの息子はニューヨーカー』(集英社)。立体オブジェと平面作品による個展『怪獣ルネッサンス』(2003年 ギャラリーF分の1)。

大庭みな子全詩集
じょりゅう
定価(本体2800円+税)
■A5変型判上製/くるみ函入り/312頁
■ISBN 4-8397-0122-9 C0092 ■2005.5

函画/伊藤若冲『菜蟲譜』
本文挿画/伊藤若冲『玄圃瑤華』

大庭みな子の詩業における集大成。
過去に発表したすべての作品を収録。
間違いなく私の文学の出発は詩作だった……散文を書いていくために欠かすことの出来ないエチュードだと考えて、折にふれ内部から衝き上げてくる言葉を詩のかたちで書き留めていた。私の文学の源泉に詩があるのは明らかであり、秘かに「私は詩人だ」と思い続けてきた。(あとがきより)
■著者略歴
1930年、東京生まれ。津田塾大卒。68年、処女作『三匹の蟹』で群像新人賞、芥川賞を受賞。代表作に、谷崎潤一郎賞作『寂兮寥兮(かたちもなく)』、野間文芸賞作『啼く鳥の』、川端康成文学賞作『赤い満月』など。小説の他にも、詩、エッセイ、評論、翻訳など幅広い著作を生み出している。芥川賞など数々の賞の選考委員もつとめた。

本文より

 



評論

司馬遼太郎を読む
著/松本健一
れきしためしよみ
定価(本体1500円+税)
■四六判上製/216頁 ■ISBN4-8397-0124-5 C0095 ■2005.11

司馬遼太郎賞作家による司馬文学案内
「生きているときから懐かしいひとだった」司馬さんのことをそう追慕する、著者・松本健一氏。2人は頻繁に手紙のやりとりをする間柄であったが、互いの史観は必ずしも一致していない。
歴史に埋もれていた人物に独自の光を当て、新しい日本史像を浮かび上がらせた司馬文学――。日本精神史をつぶさに検証する気鋭のロマン主義者・松本健一氏の歴史認識――。
視座が異なっているからこそクリアに見えてくる、司馬文学に秘められた微妙で切実な希い。
■著者・松本健一
1946年群馬県生まれ。東京大学経済学部卒業。麗澤大学国際経済学部教授。専門は近・現代日本の精神史、アジア文化論。71年に『若き北一輝』を著して以来、政治、思想、文学と幅広い分野の評論家として活躍。2005年、全5巻の『評伝北一輝』で第8回司馬遼太郎賞を受賞。



漱石文学のユーモア
和田利男著

定価(本体1650円+税)
■四六判上製/200頁 ■ISBN4-8397-0083-4 ■1995.1

『吾が輩は猫である』『坊ちゃん』『三四郎』など、漱石の初期作品の可笑味を分析した草分け的研究書。漱石は、おもに落語や滑稽本、川柳など、江戸文学に見られる滑稽趣味を採用しつつ、作中人物の独特の個性を描き分けていた。本書はそのユーモアの諸相を具体的に比較検証している。





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