タエちゃんとウサギのモネ
いつもいっしょだよ

絵と文 阿部多絵子

「タエちゃんは、モネに別れを告げました。窓の外の大きな雲が、モネの姿に見えました。
月日がたち、タエちゃんはモネの鈴を、いつも持っています。
いつも、いつまでも、ずっと、ずーっと、いっしょだよ。」

『タエちゃんとウサギのモネ』
に寄せて
美術評論家 長谷錦一氏

「阿部さんに会うと必ず兎の話が出た。モネは彼女の生活の一部であり、話し相手でもあった。その心情を少女に語らせているが絵もまた語っていて、それはまさに心象絵画と云っていい。正面を向いた兎の顔の絵がある。旅をして帰って来た時に見せる悲しげな表情や、命の最期の時に手で胸をたたいた動作などの心の想いを表現しているに違いない。フト見上げる空の彼方に雲が作る兎のデザインも、彼女の思い出がかくされていてほのぼのしたものが伝わってくる。」


定価(本体1000円+税)
■B5判上製/32頁 
■ISBN978-4-8397-0132-1 C8793
■2007.11


阿部多絵子(あべ・たえこ)
1949年 群馬県前橋市に生まれる。1986年 純具象美術協会新人賞。1987年 二紀会入選。
1994年 国際平和作家賞・美展秀作賞。1995年 絵画教室開設。
1999年 オーストラリア・ビエンナーレ出品。個展、グループ展など多数開催。
現在千葉県市川市在住。